63、水火既済、5爻、完成。 水が火の上にあって燃えさかる火を消そうとしているさまが既済である。現状維持を意識し、次に備える。

2、坤為地、5爻、偉大なる大地。 大地の働き、これが坤である。前に出る必要はない、状況をよく見て状況に従っていく。

52、艮為山、3、停止。 山を連ねているさまが艮である。根っこがしっかりしていれば、雨風にさらされるようなことが起きてもあわてることはない。

50、火風鼎、5爻、即応する、調整。 木に火がついて燃え上がるさまが鼎である。 どっしりと構え人の意見を聞くこと。

37、風火家人、4爻、家庭生活。 火が燃えて風が起こるさまが家人である。内がおさまれば、外もおさまり全てがおさまる。内をおさめることに励む。

3、水雷屯、2爻、生みの苦しみ、芽生え。 雲が垂れ込め、雷が轟きながら、まだ雨となって万物を潤すにいたらない様が屯である。進むためには時に人に頼むこともある。

59、風水渙、初爻、離散。風が水面を吹きわたって水を散らすさまが渙である。 勢いよく進んでいく、その勢いに乗ってさらにさらに。

31、沢山咸、4爻、感応、夫婦の道。 山の上に沢があって潤しているさまが咸である。いろいろ感じやすいが、やるべきことに集中。

59、風水渙、3爻、離散。 風が水面を吹きわたって水を散らすさまが渙である。風が良くないものを散らしてくれる、そこに何かが入ってくる。もしくわ生まれてくる。

13、天火同人、初爻、結集、結束。天の公明が火の明白さといっしょにあるさまが同人である。自分が必要なものを、本質的な交流を持っていく。

26、山天大畜、上爻、大きな停止、大きな蓄積。天の気が山中にたくわえられているさまが大畜である。何事も通る、自分の思うとおりに決めたことをやるだけ。

63、水火既済、3爻、完成。 水が火の上にあって燃え盛る火を消そうとしているさまが既済である。 整った状態を維持することを考え、乱れた時の対応も準備する。

35、火地晋、5爻、進む、成功。明るい太陽が地上に出ているさまが晋である。自分のしたいことをするだけ。それが通る道。

50、火風鼎、2爻、即応する、調整。 木に火がついて燃え上がるさまが鼎である。内面が満ちてきた。その調子で続けていこう。

12、天地否、停滞、塞がる。 天の気と地の気がそれぞれの位置に固定して交じり合わないさまが否である。自分の意志は控え、流れに任せて今は時期がくるのを待つ。

22、山火賁、初爻、沸き立つ、装飾。 山の麓に火があるさまが賁である。何かを足して飾るのではなく自分の中だけで飾る。行動や生き方に美を求めていく。

1、乾為天、5爻、偉大なる天。 天体の運行は健やかでやむことはない。道は大いに通っていく。目標、目的をもってあゆんでいくだけ。

60、水沢節、上爻、区切り、調整。 沢が水をたたえている様が節である。締めすぎても良い結果にはならない、しかし開けすぎもこれまた然り。ほどほどに。

47、沢水困、5爻、困窮、進退窮まる。 沢に水のないさまが困である。今の状況をありのまま受け入れて、一歩でも前進できたなら吉としよう。

37、風火家人、3爻、家庭生活。 火が燃えて風が起こるさまが家人である。内面を見つめて、少し締め気味に過ごす。

38、火沢睽、3爻、対立。 上に火があり下に沢があって、相反している様が睽である。行くべき方向と反対の意見に意識していく。そこに何か得ることがある。

9、風天小畜、2爻、小さな停止、小さな蓄積。風が天空を吹きめぐっている様が小畜である。進むために今は止まりタイミングを待つ。今の状況を把握し、準備する。

53、風山漸、4爻、進む。 山の上の木が着実に伸びていくさまが、漸である。次の段階に入っていける時、一歩づつ着実に。

16、雷地豫、初爻、よろこび楽しむ、余裕。 雷が地上に上がってきて、その威を奮っている様が豫である。順調に進んでいる、しかし浮かれたり、慢心せずに予定通りの行動を。

24、地雷復、5爻、一陽来復、復帰。 雷鳴のエネルギーがまだ地に潜んでいるさまが復である。自分の道に立ち戻る。

22、山火賁、5爻、沸き立つ、装飾。 山の麓に火のあるさまが賁である。幽玄。あるものだけで工夫して、最大を創っていく。

21、火雷ゼイゴウ、上爻、噛み砕く。 雷鳴の威力と雷光の明知を兼備する様がゼイゴウである。強い意志と周りと和するバランスが大切な時。

9、風天小畜、5爻、小さな停止、小さな蓄積。 風が天空を吹きめぐっている様が小畜である。 すぐには通らない、止められながら力を蓄え、強くなった時に通るように準備をする時。

51、震為雷、初爻、地震、雷。 しきりに雷のなる様が震である。 揺さぶられ、脅かされるが、過ぎ去ってしまえば大したことはない。

59、風水渙、上爻、離散。 風が水面を吹きわたって水を散らす様が渙である。風となりよくないものを吹き飛ばし、新しいものをよび込む準備をする。